神奈川県 大和偽装自殺殺人事件⑱「神戸刑事への誘導尋問」

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■2018/08/18 神奈川県 大和偽装自殺殺人事件⑱「神戸刑事への誘導尋問」

(神戸刑事への誘導尋問)
次々に疑問が湧いてきた私は神戸刑事に誘導尋問を仕掛けた
私「Hさんの息子さんに間違いないんですよね?」
神「はい、確認したので間違いはありません」
私「確か髪型に特徴ありましたよね?」
神「髪型・・はい・・そうですね!短い髪型ですよね!」
私「私のオフィスに来た時から数日経っていますが、カミソリで剃ったように青々としていましたか? 死んだらテカリなんかはないのかも知れないけど・・」
神「はい!短くて苔が生えているような髪型でしたね・・」
私「苔が生えたような髪型?・・私がオフィスで会った息子と名乗る男は、完全なスキンヘッドだったんですよ・・髪の毛を短く刈っている訳でもなく剃刀で剃っている訳でもない・・初めから生えていないツルツルの頭だったんです」
その言葉を聞いた神戸刑事の慌てた様な雰囲気が電話口から伝わってきた。
神「で、でも、自殺したのは息子さんに間違いありませんよ」
私「たぶん自殺して亡くなったのはHさんの息子さんなんでしょう・・でも、それならば何でニセ息子を連れてHさんはオフィスに現れそのニセ息子に『僕は絶対に自殺する』なんて言わせたんでしょう?」
神「それは私には分かりませんが、とにかく事件性はないので・・」
私「これだけおかしな事があれば事件性を疑うべきじゃないんですか?」
その言葉を私が発してから神戸刑事の対応が変わった。それまで、私が訊きもしないのに自分から「ウィークリーマンションの管理人にも免許証を見せて本人か確認も取ってある」などと捜査情報を漏らしていた神戸刑事は、私が上記のどんな疑問を投げかけても一切「個人情報だから言えない。捜査上の秘密だから言えない」という言葉しか発しなくなってしまった。
よって、その日は「これだけの疑問があるのだから再捜査をして欲しいという要望を出して電話を切った。私は、神戸刑事と電話をしながら、Hとも同時にメールを交わしていた。



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